小柄な馬体で、数々の重賞を制覇
長きに渡って南関東競馬で活躍してきたカキツバタロイヤル(函館一昭厩舎 10歳牡馬 父ロイヤルタッチ 馬主:佐野恒久様)の
引退が決まりました。
2008年笠松でデビューし、2009年に船橋に移籍。
ここまで70戦して15勝を挙げ、4つの重賞を制しました。
重賞初制覇は2010年7月28日 大井のサンタアニタトロフィー(SIII)
函館一昭調教師にとっても、
今は亡き本多正賢騎手にとっても待望の重賞初制覇でした。
震災後、初めての船橋開催となった2011年5月に行われたダイオライト記念(JpnII)では
森泰斗騎手を背に、スマートファルコン(JRA)の2着と大健闘。
ファンや関係者にたくさんの感動を与えてくれました。
重賞2勝目は5歳になった2011年のサンタアニタトロフィー(SIII)
この年は石崎駿騎手を背に出走。
前年に続いての連覇となりました。
3勝目は2012年5月の川崎マイラーズ(SIII)
函館調教師が自ら引いていた姿も懐かしいです。
2012年10月の埼玉新聞栄冠賞(SIII)では高橋利幸騎手を背に、2着。
当時の高橋利幸騎手のコメント
「またリベンジします。カキツバタロイヤルは器用ですね。
このコースでの強味ですよ。
(いい走りを見せられて)嬉しいです、自分が調教した馬なので。
2、3番手でもいいかなと思っていたのですが
思ったよりも流れがたんたんとしていたので行こうかなと。
勝った馬が強かったですね。
カキツバタロイヤルも一生懸命走っていました」
2014年1月 川崎記念(JpnI)では本田正重騎手を背に4着。
重賞4勝目は2015年10月 の埼玉新聞栄冠賞(SIII)
同一レース5年連続(2,2,3,2着)の出走で、待望の優勝となりました。
鞍上の中野省吾騎手にとって嬉しい重賞初制覇
こうして振り返ると、船橋の騎手の皆さんとともに歩んだ競走馬生活でもあったんだなぁと
改めてカキツバタロイヤルの存在の大きさを感じます。
どのジョッキーも口を揃えて、
「素直で乗りやすい馬」と話していたのも印象的です。
ラストランとなった6月21日の短夜賞では、
デビュー時に
「チャンスがあれば、自厩舎のオベロンホワイトやカキツバタロイヤルに乗せてもらって勝ちたいです」
と語っていた臼井健太郎騎手が初騎乗。
勝利はかないませんでしたが、実戦でカキツバタロイヤルに騎乗した経験は、
臼井騎手にとって大きな財産になるのではと思います。
(2015年 デビュー戦直後のショット)
引退について 函館一昭調教師
「長く一緒に居過ぎてね、寂しくなりますね。
7年近く一緒にいましたからね。
この前のレースは11着で、これから立て直そうと思えばできるけど、
ここまで良く頑張ってくれたし、オーナーも無事なうちにという気持ちもあって引退させることにしました。
息の長い走りで無事にほんとに頑張ってくれましたね」
今後は北海道の故郷へ戻り、そこで新しい行先を決める予定とのこと。
「幸い、引き取りのオファーもいくつかいただいていますよ。
性格も良い馬ですから、この先も大事にしてもらえるでしょうね」
(函館調教師)
一言一言、カキツバタロイヤルとの思い出を噛みしめるような口調の函館調教師。
何度も「さびしくなるね。良く頑張ってくれましたね」と話していました。
まもなく北海道に向けて発つそうですが、
新しい道として、次の世代のためのお仕事も検討されているそうです。
レースによってはきれいな三つ編み姿も披露していました
カキツバタロイヤル 父ロイヤルタッチ 母ホウヨウリリー
2006年5月22日生まれ
生産:沙流郡日高町 山田政宏氏
馬主:佐野恒久様
今までお疲れ様でした。
新しい場所でも、周囲の皆さんに恵まれて、たくさん良いことがありますように
長きに渡って南関東競馬で活躍してきたカキツバタロイヤル(函館一昭厩舎 10歳牡馬 父ロイヤルタッチ 馬主:佐野恒久様)の
引退が決まりました。
2008年笠松でデビューし、2009年に船橋に移籍。
ここまで70戦して15勝を挙げ、4つの重賞を制しました。
重賞初制覇は2010年7月28日 大井のサンタアニタトロフィー(SIII)
函館一昭調教師にとっても、
今は亡き本多正賢騎手にとっても待望の重賞初制覇でした。
震災後、初めての船橋開催となった2011年5月に行われたダイオライト記念(JpnII)では
森泰斗騎手を背に、スマートファルコン(JRA)の2着と大健闘。
ファンや関係者にたくさんの感動を与えてくれました。
重賞2勝目は5歳になった2011年のサンタアニタトロフィー(SIII)
この年は石崎駿騎手を背に出走。
前年に続いての連覇となりました。
3勝目は2012年5月の川崎マイラーズ(SIII)
函館調教師が自ら引いていた姿も懐かしいです。
2012年10月の埼玉新聞栄冠賞(SIII)では高橋利幸騎手を背に、2着。
当時の高橋利幸騎手のコメント
「またリベンジします。カキツバタロイヤルは器用ですね。
このコースでの強味ですよ。
(いい走りを見せられて)嬉しいです、自分が調教した馬なので。
2、3番手でもいいかなと思っていたのですが
思ったよりも流れがたんたんとしていたので行こうかなと。
勝った馬が強かったですね。
カキツバタロイヤルも一生懸命走っていました」
2014年1月 川崎記念(JpnI)では本田正重騎手を背に4着。
重賞4勝目は2015年10月 の埼玉新聞栄冠賞(SIII)
同一レース5年連続(2,2,3,2着)の出走で、待望の優勝となりました。
鞍上の中野省吾騎手にとって嬉しい重賞初制覇
こうして振り返ると、船橋の騎手の皆さんとともに歩んだ競走馬生活でもあったんだなぁと
改めてカキツバタロイヤルの存在の大きさを感じます。
どのジョッキーも口を揃えて、
「素直で乗りやすい馬」と話していたのも印象的です。
ラストランとなった6月21日の短夜賞では、
デビュー時に
「チャンスがあれば、自厩舎のオベロンホワイトやカキツバタロイヤルに乗せてもらって勝ちたいです」
と語っていた臼井健太郎騎手が初騎乗。
勝利はかないませんでしたが、実戦でカキツバタロイヤルに騎乗した経験は、
臼井騎手にとって大きな財産になるのではと思います。
(2015年 デビュー戦直後のショット)
引退について 函館一昭調教師
「長く一緒に居過ぎてね、寂しくなりますね。
7年近く一緒にいましたからね。
この前のレースは11着で、これから立て直そうと思えばできるけど、
ここまで良く頑張ってくれたし、オーナーも無事なうちにという気持ちもあって引退させることにしました。
息の長い走りで無事にほんとに頑張ってくれましたね」
今後は北海道の故郷へ戻り、そこで新しい行先を決める予定とのこと。
「幸い、引き取りのオファーもいくつかいただいていますよ。
性格も良い馬ですから、この先も大事にしてもらえるでしょうね」
(函館調教師)
一言一言、カキツバタロイヤルとの思い出を噛みしめるような口調の函館調教師。
何度も「さびしくなるね。良く頑張ってくれましたね」と話していました。
まもなく北海道に向けて発つそうですが、
新しい道として、次の世代のためのお仕事も検討されているそうです。
レースによってはきれいな三つ編み姿も披露していました
カキツバタロイヤル 父ロイヤルタッチ 母ホウヨウリリー
2006年5月22日生まれ
生産:沙流郡日高町 山田政宏氏
馬主:佐野恒久様
今までお疲れ様でした。
新しい場所でも、周囲の皆さんに恵まれて、たくさん良いことがありますように