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東京湾カップ(SIII) 1~3着馬関係者コメント

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当日の記事でもお伝えしましたが、
5月4日に行われた東京湾カップ(SIII)の優勝馬は、
大井の柏木健宏騎手騎乗、山本学厩舎のソッサスブレイ (父コンデュイット 馬主:手嶋康雄様)でした。





山本学調教師
「スタートも良く、展開も淡々としたペースで、全てが上手くいったレースでしたね。
上手く行くときはこういうものかな、と。
いつももう少しズブさを見せるんですが、
今回は直線もいい勝負をしているなという印象でした。
頑張ってくれましたね。
このまま東京ダービーに直行したいと思います。
コンデュイットなので距離も大丈夫だと思います。
右回りの方が良さそうですね。

3連勝の時はあまり調子は良くありませんでした。
調子も上がって毛ヅヤも良くなっていたんですが前回負けてしまい、
今回は半信半疑でした。
道営時代から見栄えもあまりしませんでしたが、
状態が良くなっているのは間違いなかったですね。
あとは気性面の成長がカギになりそうですね」





2着には矢野義幸厩舎のクラトリガー(馬主:倉見利弘様)


野口俊之厩務員
「ゲート出てから少し挟まれる形になったね。
着差はあったけどやっぱり悔しい。
道営から転入してきてから着実に力をつけてきているし、
まだ先々が楽しみな馬。
怖がりな面もあるけど、いい意味でやんちゃなところもある。
東京ダービーでは”ちょいワルコンビ”で頑張りたいね(笑)」

4着になった3月のJRA交流ベストビット特別では、
手ごたえ良く3、4コーナーを周って直線に向きましたが、
突然ブレーキがかかったような動きで一瞬失速。
「駿(石崎騎手)は夕陽の眩しさに驚いたような感じだったと言っていたよ。
すぐに立て直して追い込んでくれたけど、故障したかと思う動きでびっくりしたね。
夕陽に驚いたのか、他のものだったのか、トリガーに言葉で聞いてみたいけど、
相手は”馬くん”だからなぁ」(野口厩務員)

レースリプレイを見てみたら、確かにクラトリガー、
ビクっとして大きくフォームを崩す動きになっていました。

能力の高さに加え、ここまで22戦している実戦での経験を武器にした今後にも期待が膨らむ存在です。


3着は船橋所属としてダートグレード競走でも活躍したシスターエレキング(現役時:出川龍一厩舎)の仔、
サイバーエレキング(川崎 佐々木洋一厩舎 馬主:太田好則様)。


母シスターエレキングは叔父にアブクマポーロがいる血統でロジータ記念(SI)の覇者。
2009年のエンプレス杯では2着でした。



太田好則オーナー
「なかなかうまく嚙み合わず、結果が出ていませんが、
どれも内容的には馬の能力の高さを感じるものになっています。
2月のJRA、共同通信杯(GIII)では、中央のスピードにもしっかりついていき、
直線に入ってからも好位置をキープして手ごたえも残っている状態。
他馬の影響を受けて失速してしまいましたが、
芝でも通用する力を持っていると証明してくれました。

大井でも、とにかくスピードとスタミナがある競馬をしてくれています。
馬体重の変動が行ったり来たりなので、
そのあたりの成長も課題になると思いますが、
南関東ゆかりの血統であるシスターエレキングの仔で南関重賞に出られるなんて、本当に嬉しいです。
東京ダービーでの走りも楽しみですよ」

以前からゆかりの血統を大切にしてきた太田オーナーの
南関東競馬への愛情と熱意。
母シスターエレキングは船橋ケイバの牝馬代表として、フリーペーパー「駿馬」の表紙を飾ったこともありましたね
サイバーエレキングの走りにも注目していきたいと思います。


東京湾カップ(SIII) 優勝馬 ソッサスブレイ(3歳牡馬 山本学厩舎 父コンデュイット 母ベリーフ)
馬主:手嶋康雄様
生産牧場 新冠町 コスモヴューファーム 2014年4月17日生まれ

母ベリーフは、2009年の羽田盃(SI)などを制したナイキハイグレード(2008年 千葉サラブレッド・セールの取引馬)のすぐ下の半妹。



関係者の皆様おめでとうございました

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